サーフヒラメ用メタルジグの選び方

240123 10メタルジグ 釣具・レビュー

サーフでヒラメを狙うために、今や欠かせない存在となったメタルジグ。

本記事は、どんなメタルジグを選んだらいいのか、いろいろな角度から選び方を紹介します。

メタルジグとは

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メタルジグとは、ジギングで使用する金属製でコンパクトなルアーの事をいいます。

メタルジグにはメリットとデメリットがあるので、その特性をよく理解して、他のワームやミノーとの使い分けを自分なりに工夫することが、サーフでヒラメを狙う鍵になると思います。

メリット

■飛距離に優れる: 重量がありコンパクトなので風の抵抗を受けにくいため、圧倒的に飛距離に優れており、広いサーフエリアを広範囲に効率的に探ることが可能です。

■悪天候に強い: 風の抵抗や波の抵抗を受けにくいため、風が強く波が荒れた悪天候に強いです。

■深場に強い: 沈降速度が速いので、深いエリアを探る釣りに適しています。

■浅場に強い: 一定のスピードで巻くとレンジをキープしながらユラユラとしたアクションをさせることができ、リトリーブ(メタルジグを巻き上げること)しても浮き上がりにくく、いろいろな誘い方が可能です。

デメリット

■魚へのアピール力が弱い: コンパクトな形状のため、ヒラメへのアピール力が、ワームやミノーよりも劣るため、その分をアクションでカバーする必要があります。

■表層をじっくり攻めることができない: 重量がありすぐに沈むため、浅場などで表層を低スピードで攻めることができません。

メタルジグのセット方法

240210 hook

メタルジグは、フックとセットで使用します。

いろいろなセット方法がありますが、私は写真の通り、3つの方法でやっています。

①フロントにシングルフック、リアにトレブルフック

メタルジグとフロントのシングルフックをスナップに着けて、メタルジグのリアにはトレブルフックを付ける方法です。

ヒラメは、活性がいいときはメタルジグの頭から食らいつくこともありますが、ほとんどリアからやってくることが多いので、現在はこの方法を使うことが多いです。

リアのトレブルフックをメタルジグにあらかじめセットしておけば、メタルジグ交換の時間がスムースですが、ルアーケースの中でメタルジグ同士が絡むことがあり、逆にメタルジグ交換に時間がかかる事があります。

障害物の無いサーフで使用するには、とてもいいメタルジグのセット方法ですが、根がある磯で使うと、すぐに根掛かりしてメタルジグのロストに繋がりますので、その場合は②や③を試してみます。

②フロントにシングルフック、リアにシングルフック×2

このセット方法は、②のリアのトレブルフックをシングルフック×2に変更したセット方法です。

リアのフックを×1でやる時もあります。

今は、トレブルフックの在庫がたくさんあるので、①のセット方法を主に使っていますが、トレブルフックが無くなり次第、この②に変更していこうと思っています。

③フロントに短いシングルフックと長いシングルフック、リアは無し

このセット方法の特徴は、リアにフックを付けない事です。

メリットは、フロントのフック×2とメタルジグを直接スナップに取り付けるだけで、メタルジグにはフックを事前にセットする必要が無い事です。

メタルジグさえ持っていれば気軽にジグの交換ができ、根掛かりに強いということが最大のメリットです。

このセット方法は、ただ巻きはあまり効果が無く、リフトアンドフォールがあっていると思います。

メタルジグの選び方

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素材

メタルジグの素材は、主に、鉛、TG(タングステン)、亜鉛の3種類です。

鉛が一般的ですが、TGは高密度でより飛距離が稼げ、亜鉛は低密度なので形状が大きくなり、飛距離は落ちますがアピール力が増します。

素材は、ヒラメの狙い方や、お好みで選べばいいかと思います。

重さ

メタルジグの重さは、サーフでヒラメを狙う際は、20g~45gを使うのが一般的です。

私がいつも行っている仙台の仙南サーフでは、風があまり無く波も穏やかな日は28g、風が強く波も荒い日は40gを使っています。

重さが軽い程、メタルジグの自然な動きが再現できるので、なるべく軽いものを使用しますが、必ず底を取る必要があるので、風や潮の流れなどを考慮して、メタルジグの重さを選択します。

カラー

カラーの選択は、とても難しいですが、ベイト(ヒラメの本当のエサの魚)と同じ色にしたり、マット系やらグロー系など、釣る時間帯によっても釣れる色が変わります。

私の場合は、朝マズメ前はグロー系、朝マズメはベイトと同じ色のイワシカラー、日中はマット系を使う事が多いですが、その日の気分や天候によっても違いますので、いろいろな種類を試してみることをおすすめします。

バランス

フロント、センター、リアの3つのバランスがあります。

初心者に優しく扱いやすいのはセンターバランス、飛距離重視はリアバランス、扱いが難しいけどアクションのレスポンスが良くジグが良く泳ぐのはフロントバランスです。

お好みに応じて選ぶのがいいと思いますが、扱いやすいセンターバランスがおすすめです。

おすすめのメタルジグ

バディーワークス オフベイト

メタルジグでしか届かないあのエリアをもう少しスピードを落として巻きたいという時に威力を発揮するオフベイト。ミディアムスローから浮き上がり、そのスピードでシンキングペンシルのようなユラユラとしたアクションをさせ、スピード・レンジ・アクションが重要となるフラットゲームにおいて、センターバランスのメタルジグでしか出せない「ゾーン」を新たに手に入れました。スイッチオフ状態の油断したベイトのように泳ぐ姿は、ヒラメには恰好のエサと映る事でしょう。サイズは、20g、30g、35g、40gの4種類です。

私は仙南サーフで30gを良く使いますが、他のメタルジグと比べてオフベイトへのヒラメの反応はとてもいいです。風が強い時用に、40gも持っておきたいと思っています。

■20g

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■30g

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■35g

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■40g

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デュオ ビーチウォーカー フリッパー iT 38g

タングステン内蔵だからコンパクトで高比重。
飛距離とボトムトレース力アップ!

Z24サイズのボディ後方内部にタングステンを内蔵。iTたる所以はタングステンをinしたから。これにより自重が38gとなり抜群の飛距離を実現。沈みが早く、より浮き上がりにくくなった為、波が高い時風が強くてルアーが流されたり浮き上がる状況でもしっかり沈んで流されずにヒラメにアピールします。加えてラインアイの一を最適化。前方アイにすることで水平に近いスイム姿勢となり、レンジキープ力が大幅に向上。引き抵抗の軽減にもつながり、快適な使用感を確保。もちろんフリッパーゆえの2フック仕様。通常のメタルジグより掛かりがよくバラシを軽減します。

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デュオ ビーチウォーカー フリッパー

ヒラメ用メタルジグの定番中の定番、ビーチウォーカーフリッパーです。より広範囲を素早く立体的にさぐれるメタルジグで、ビギナーからベテランまで幅広く手軽に使える魅力モデルです。サイズは32g70mmと40g80mmです。

■32g

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■40g

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デュオ ビーチウォーカー フリッパーZ

フリッパーZ36は、ヒラメからの視認性を高めるため、フリッパー40を上回るボディサイズに設計されました。従来の鉛ボディでは、サイズアップに伴い自重が重くなり過ぎ、通常のヒラメタックルでは対応しきれないため、ボディ素材を比重の軽い亜鉛に変更しています。沈下速度が遅くなり、ボディの大型化に伴い対抗が増し浮き上がりが早まるため、鉛ボディのメタルジグに比べヒラメゲームでは欠かせないよりスローな探りが可能となっています。サイズは、24g68mmと36g85mmです。

■24g

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■36g

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シマノ 熱砂 スピンビーム

ガンガンに流れる離岸流や、急深なサーフのボトムは、従来のヘビーシンキングミノーだけではなかなか攻略しきれないため、しっかりと狙ったポイントにメタルジグを届かせるために開発されたのが熱砂 スピンビームで、ヒラメハンターのノウハウが詰まったヒラメ専用メタルジグです。サイズは、32g×67mmです。

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シマノ 熱砂 スピンビーム ハイアピール

ハイアピールは、安定した飛びはもちろん、スイミングパフォーマンスを強化しました。サーフフィッシング専用設計のメタルジグ、熱砂スピンビームに、低比重金属を採用し、鉛素材のオリジナルの長所を継承しつつ、低比重ならではの特徴を活かしたハイアピールモデルです。サイズは、32gと37gがあります。

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シマノ 熱砂 スピンビーム TG

スピンビームTGは、飛距離にこだわって設計する上で、コルトスナイパーピットブルで採用された、飛距離特化型のタングステンコンポジットを導入し、ボディの最後端まで高比重のタングステンをレイアウトすることで、しっかりと後方に重心を確保し、誰でも簡単に十分な飛距離が得られる、飛距離特化型のメタルジグとして設計されました。極端なワイドアクションでベリーフックを上にしてバタバタと泳ぐ設計になっています。底を取ってからタダ巻きするだけで、わずかに底を切った絶妙なレンジをしっかりとしたアクションで泳いで誘います。サイズは42g×68mmです。

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メジャークラフト ジグパラ サーフ

ヒラメやマゴチ等のフラットフィッシュを狙って、サーフエリアでカッ飛ばしたい。でもメタルジグよりミノーライクなナチュラルスイムアクションが欲しい。そんなわがままなアングラーの為に開発されたラットフィッシュがターゲットのぶっ飛びミノーライクなメタルジグです。ただ巻きスイムアクションに磨きをかけた、浅場でも丹念に探ることができるミノー風味メタルジグで離岸流を直撃して下さい。下からのバイトを確実に獲るべく、トレブルフック2本の本格仕様なので、抜群のフッキング率です。十分な太軸かつ先端が非常に鋭いフックを採用しており、大型ヒラメのバイトにも対応しました。サイズは、28g、35g、40gの3種類です。

■28g

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■35g

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■40g

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Jackson(ジャクソン) ルアー メタルジグ 飛び過ぎダニエル

まさに飛び過ぎ! サーフや港湾、河川、磯など、あらゆるフィールドをカバーできるサイズ。対象魚もヒラメやシーバス、コチ、青物など、ほぼ全ての中型フィッシュイーターが狙えます。持ち前の飛距離をいかし、より広いエリアを攻略。自重の数値から想像される飛距離のイメージ以上に飛びますので、『距離は出したいけど浅い』『距離は出したいけどベイトが小さい』など、求めている飛距離とレンジやベイトサイズが合わないような歯がゆいシチュエーションでも攻略が可能です。アクションはかなり激しいワイドウォブリングアクションなので、水中での存在感は抜群。魚影が 薄いコンディションでも魚達にその存在が気づかれやすく、広い範囲の魚にアピールできます。フリーフォールでは素早くボトムを取ることができ、カーブフォールではローリングしながらのフォールで誘います。オールレンジ対応なので、後方からのバイトはもちろん、下からの突き上げるようなバイトや横から回り込んでのバイトなど、あらゆるバイトに対して高いフッキング率を得られるよう、テールのみではなく腹部にもトレブルフックを設置しています。プラグの泳ぎでメタルジグ以上に飛ぶルアー「飛び過ぎダニエル」で、サーフで広範囲にヒラメを狙ってほしい。

■14g/61mm

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■20g/67mm

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■30g/80mm

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■40g/83mm

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最後に

メタルジグの選び方についてまとめると、下記のとおりです。

・素材は、通常は鉛、飛距離重視ならTG、アピール重視なら亜鉛

・重さは、風があまり無く波も穏やかな日は28g、風が強く波も荒い日は40g

・カラーは、釣る時間や状況によっていろいろと使い分ける

・バランスは、お好みに応じて選ぶのがいいが、扱いやすいセンターバランスがおすすめ

私は、メタルジグをよく使っており、ワームはミノーは、あんまり使いません。

メタルジグを使う理由は、飛距離がでるので釣りをしていて楽しい事と、大物がかかった時のアタリがとても心地よいからです。

サーフでメタルジグを使ってヒラメを狙うと、誘い方によっては、マゴチ、ブリ、ハマチ、コノシロ、イシモチ、サバ、コバンアジ、カニなど、色々な魚がヒットします。

サーフに行くのであれば、ぜひ、メタルジグを何個か持って行き、ヒラメやその他の魚を狙ってみてください。

メタルジグは、自作もしていますので、興味のあるかたはこちらをご覧ください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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