サーフヒラメ用PEラインの選び方

PEライン 釣具・レビュー

サーフでヒラメを狙うときは、使用するラインには強度や感度や遠投性が求められるため、ほとんどの方がPEラインを使っていると思います。

本記事は、サーフヒラメ用PEラインの選び方について紹介しますので、初心者の方や購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。

PEラインとは

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PEという名称は、PolyEthylene(ポリエチレン)のPとEからきており、PEラインは、ポリエチレン素材の原糸複数本で作られる複線ラインです。

PEラインの原糸の本数=撚り(より)数は、4の倍数が基本で、主に4本、8本、12本、16本があり、本数が多くなるほど高価になる傾向があります。

PEラインは、主に船釣り、投げ釣り、ルアー釣りなどで使われており、ルアーを使用してサーフでヒラメを狙う時には必須のラインです。

メリット

PEラインのメリットは、二つあります。

①PEラインは、伸縮性が低いので高感度であり、魚の感触が直接手元に伝わってきてアタリが取りやすく、サーフでのルアーフィッシングで高く評価されています。

②同じ太さのナイロンやフロロカーボンと比べると、PEラインは強度の高さで圧倒的であり、引っ張り強度ではナイロンラインの約2倍以上ですので、細いラインが利用できるため、より遠くへ飛ばすことが可能です。

デメリット

PEラインのデメリットは、二つあります。

①細いポリエチレン素材の原糸で作られているので、傷つきやすく、摩耗に弱いです。

②PEラインは水に比べて軽いので浮きやすく、波や風の影響を受けやすいため、取り回しが難しいと感じます。

これらのデメリットをカバーするためには、①は、PEラインの先端にショックリーダーを結束したり、釣行毎にPEラインの先端数メートルを破棄し、②は、慣れによってカバーします。

サーフでヒラメを狙うラインの選択

上記に記載の通り、サーフでヒラメやマゴチを狙う際のメインのラインは、PEライン一択となります。

傷つきや摩耗に弱いデメリットをカバーするために、PEラインの先端に100cm前後のナイロンラインやフロロカーボンラインをショックリーダーとして結束して使います。

PEラインとショックリーダーの結束は、田辺式のノーネームノットをおすすめします。

田辺式のノーネームノットは、プロのアングラーも採用しており、初心者でも簡単に短時間で結束できる素晴らしい結束方法で、私もこの方法で結束しています。

結束のしかたは、YouTubeで「田辺式ノーネームノット」と検索すれば、すぐにわかると思います。

ショックリーダーの選び方については、こちらの記事をご覧下さい。

PEラインの選び方

太さ

PEラインの太さは、サーフでは、0.8号、1.0号、1.2号、1.5号を使う事が多く、一般的には1.0号または1.2号を使います。

日本釣用品工業会によれば、PEラインの標準直径はデニールによって規格化されているそうで、1号を200デニールとするそうです。

デニールとは、一般的には主にタイツやストッキングで使用されている単位ですが、繊維の太さを表す単位であり、9,000mあたりの質量をグラム単位をもって表したもので、200g=200d(デニール)です。

号数とデニールの関係は、0.8号=160d、1.0号=200d、1.2号=240d、1.5号=300dです。

出典:日本釣用品工業会

号数による飛距離と強度の関係は、下記の通り相反する関係にあります。

■号数が小さい=標準直径が小さい: 飛距離は伸びる、強度が低い

■号数が大きい=標準直径が大きい: 飛距離はでない、強度は高い

PEラインの飛距離を重視するなら、太さは0.8号、重視しないなら1.5号ですが、飛距離と強度のバランスをとるなら、1.0~1.2号が最適だと思います。

私は飛距離をあまり重視せず強度を重視していますから1.5号を使っていますが、風向きやルアーの種類にもよりますが、メタルジグであれば100m前後は飛んでいると思います。

飛距離の測り方は、ルアーを投げてから糸ふけを取ってから、「リールを巻く回数×0.9m」で計っているのでいい加減で参考程度です。

カラー

PEラインのカラーは、ライムグリーン、ピンク、ブルーが一般的ですが、お好みでいいと思います。

撚り(より)数

撚り(より)数は4の倍数が基本で、主に4本、8本、12本、16本とありますが、本数が多いほど高価になります。

撚り数が多くなることによって、PEラインの表面が滑らかになり、飛距離がでるようになると言われています。

お金に余裕のある方は12本か16本、そうでない方は、4本や8本でも十分だと思います。

私は安い4本を好んで使っていますが、不自由を感じたことはなく、PEラインは消耗品だと割り切って交換頻度を早めるためにも、安価なPEラインを選んでいます。

長さ

PEラインの長さは、最低200m以上は欲しいですが、リールの仕様に合わせて最大の長さを巻くことになります。

長さが最低200m以上欲しい理由は、サーフにて28g~40gのルアーをキャストした際、飛距離は約100m程度ですが、ルアーが着底したと同時に大物がかかると、一気にドラグが出ていきますので+50m、あとは予備として+50mという事です。

一例ですが、私が使用している22サハラC3000HGというリールのPE1.5号糸巻量は270mです。

もし、1.5号で270mの長さのPEラインがあればそれを購入すると思いますが、無いので300mを購入して30mはカットして使用するか、200mを購入して70m分は別の糸を下巻して利用するかになりますが、私は後者の200m+下巻で使用しております。

PEラインの新規購入時やラインブレーク時に別ラインをリールの下巻にする方法は、こちらの記事をご覧下さい。

おすすめのPEライン

シマノ PL-M64R PITBULL(ピットブル)4

しなやかさとなめらかさを両立した、日本原糸で日本製造の安心ラインです。素材は、高分子量ポリエチレンで、高強度、低伸度であり、原糸の均等性に優れた4本編み工法「VT工法」を採用しています。

私はこのPEラインを使用していますが、ヒラメに切られたことも無く安心して使用しており、安価なのもとても魅力的です。

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シマノ/SHIMANO ピットブル8 + (プラス)

この製品には超高強力ポリエチレン繊維IZANAS(R)が使用されています。IZANAS(R)は東洋紡(株)の登録商標です。タフクロス+VT工法を掛け合わせた編み工程。表面の平滑性、直線性が改善され強度の均一化に加え、低伸度化、摩耗性向上に貢献します。熱伝導率が水に比べ約1/4と低く、耐熱性に優れた特殊シリコン樹脂をコーティング。滑り性を向上しました。飛びます。

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シマノ(SHIMANO) PEライン ハードブル 8+

SHIMANOから「HARDBULL8+」が登場。このPEラインは、初心者から上級者まで誰もが使いやすい設計で、ハリとコシがあり、ライントラブルが起こりにくく、しかも視認性と感度が抜群です。高強度で耐久性に優れ、FGノットなどの結束結びもやりやすいため、釣りの楽しさが格段にアップします。明るい日中はもちろん、ラインの動きが把握しやすく、細かなアタリも逃しません。大物を狙う際も、このラインなら安心して挑戦できます。釣りの新たな可能性を広げる「HARDBULL8+」を今すぐチェックして、あなたの釣りライフをさらに充実させましょう!

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シーガー(Seaguar) シーガー PE X8

感度は、当社PEシリーズで最も伸びが少ないグランドマックスPEを採用。強度は、8本組を採用し強度を徹底追及。視認性は、新ピッチマーキングを採用し視認性を徹底追及。素材は、超強力ポリエチレン繊維(イザナス)、10m毎マーキングでColorはオレンジ・青・赤・緑・紫です。

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ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム

特殊コーティング製法により、耐久性に優れた高引張強度のハイパフォーマンスPEラインです。ガイド滑りも向上し、ロングキャスト性能をフィールドで発揮するだけでなく、適度なハリ・コシによりライントラブルを軽減しています。

シマノのピットブルを使用する前は、このPEラインを使用していました。

性能や品質は全く問題なく、ピットブルが若干安いと言う事だけでピットブルに移行しましたが、とてもいいPEラインです。

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エックスブレイド スーパージグマン X8

圧倒的安定強力を約束する独自技術WX組工法を用い、ハイテンション高密度ピッチで製紐しHST加工を施すことにより、耐磨耗性・直線性・ 感度・強力を進化しました。フルスペック8ブレイドで、カラーは10m毎に5色です。

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VARIVAS スーパートラウト アドバンス マックスパワーPE Sスペック

8本撚りで、異次元の飛距離と耐久性を生み出すための新テクノロジー(Smooth Shield)加工が、マックスパワー原糸の持つしなやかさを損なわず、独自のフリクションガード表面構造を形成したPEラインです。

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まとめ

サーフヒラメ用PEラインの選び方についてまとめると、下記の通りです。

・サーフヒラメ用PEラインの太さは、1.0号から1.2号、大物重視なら1.5号(私は1.5号派)

・カラーはお好みで

・撚り数は、4本か8本で十分だが、飛距離やしなやかさを求めるなら12本が16本

・長さは200m以上を推奨

PEラインは、細くてしなやかで繊細に作られていますので、ちょっとしたことで傷がついて切れやすくなります。

サーフでヒラメを確実にキャッチするためには、PEラインの傷のチェックとこまめな交換をおすすめします。

私の場合は、リーダーを交換する際には、PEラインを2m程カットしています。

その理由は、ルアーを投げる際に人差し指でPEラインを押さえるため、その指で押さえた部分が多少弱くなっていると思うからです。

ヒラメがヒットしてもラインブレイクしたら終わりなので、しっかりとチェックしたいと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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