サーフヒラメ用のフィンガープロテクターを自作しておりますので、簡単な作り方を紹介します。
ミシンを使える方なら誰でも簡単に作れますので、一読いただけたらと思います。
フィンガープロテクターとは
フィンガープロテクターとは、ヒラメやマゴチを狙うサーフフィッシングでキャストする際に、人差し指を保護するためのプロテクターで、フィンガーガードとも呼ばれています。
細いPEラインを使うサーフフィッシングでは、PEラインに傷をつけないためにもフィンガープロテクターは欠かせません。
フィンガープロテクターを装着すると、思いっきりキャストすることができるため、飛距離も少し伸びますので、私は夏でも冬でも必ず使用しています。
自作したサーフヒラメ用フィンガープロテクターを紹介するとともに、いままで私が実際に使ってみた市販のフィンガープロテクターの感想をレポートします。
フィンガープロテクターを自作する材料
素材
フィンガープロテクターを作る素材は、薄くて、適度に滑りがあり、加工しやすい素材が適しています。
具体的には、革、人工皮革、布などですが、今回は家に余っていた人口皮革の端切れを準備しました。
その他
その他の材料は、ミシンの糸とヘアゴムです。
フィンガープロテクターの作り方
素材のカット
下の写真のように適当な形に切り抜きます。
二つに折って、左右対称にしてからカットするといいです。
仮縫い
指が入ることを想定して、少し大きめにミシンで上の方を縫います。
この時は、素材が少しずれても後で整形するので、あまり気にしません。
整形及び本縫い
写真のように、ハサミで形を整形し、実際に指にはめてみて、適度に密着するような場所で本縫いします。
仕上げ
最後に、フィンガープロテクターが指からすっぽ抜けないようにヘアゴムを付けて完成です。
自作フィンガープロテクターの比較
自作したフィンガープロテクターを実際にサーフで使用してみて、使い心地を比較しました。
左側の縦二つ
左の縦二つは初期バージョンで、素材は合成皮革で比較的薄い素材です。
素材が薄いので、海水が染み込みやすく長時間の釣りには適していませんが、指にとても馴染んでとても使いやすいです。
中心の縦二つ
中心の縦二つも合成皮革ですが、表面がツルツルして厚さがある素材です。
素材表面がツルツルなため海水の染み込みは少なくていいですが、PEラインが滑るので、キャストするためには少しコツがいります。
右側の縦二つ
右側の縦二つの素材は、薄いネオプレン生地です。
PEラインが滑るためあまりよくなく、失敗作でした。
実際に使ってみた市販のフィンガープロテクター
プロックス (PROX) フィンガープロテクタ PX572
プロックスのフィンガープロテクターは、仙南サーフで釣りを始めた初期に使用しました。
素材はネオプレン、人工皮革、ポリエステルで、とても使い勝手がいいです。
サイズはフリーですが、私の手には丁度よく、PEラインを人差し指でしっかりとホールドできてリリースできます。
一つだけ欠点があって、それは、フィッシンググローブと一緒に装着すると、手の甲あたりの生地が二重になるため、手首が動きにくくなります。
したがって、このフィンガープロテクタを装着するときは、右手のフィッシンググローブは装着しません。
とてもよかったのですが、数年使ったら指の部分がすり減ってきたので、指の部分のみを新しく薄い革で改造しています。
グローブを装着しない夏場に、いまでもたまに使用しています。
リトルプレゼンツ フィンガープロテクター
サーフでヘビーウェイトのジグやルアーを振り抜くためのフィンガープロテクターです。カラーは、グラファイト、ブラック、ブルーの3色です。
■グラファイト
■ブラック
■ブルー
リトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS) フィンガーガード
こちらは、指先だけに装着するものがあると知って購入したものです。
冬場にグローブと同時に装着しても、いい感じです。
素材がチタンコーティング1m/mクロロプレーンなので、薄くてPEラインをコントロールしやすいです。
耐久性があまりよくないのが唯一の欠点ですが、それを凌ぐ操作性は素晴らしいです。
パームス フィンガープロテクター
指の感度を保つ柔らかさと高い強度をバックスキンタッチの人工皮革が指先を覆いフェザータッチを残しながら保護します。カラーは、ブラック、ブルー、レッド、グレー、ピンクの5色です。
■ブラック
■ブルー
■レッド
■グレー
■ピンク
オーナー針 キャスティングフィンガーガード
PEラインを使用する投げ釣りには必須のフィンガーガード、サイズはLとMの2種類です。
■L
■M
最後に
指先だけのフィンガープロテクターは、キャスト中にどこかへ飛んでいって無くしちゃう事も多かったのですが、ヘアゴムをつけてからは無くすことが減りました。
それでも、無くしたり、壊れたりすることもあるため、予備のフィンガープロテクターを数個、カラビナでフローティングベストにつけています。
フィンガープロテクターは、使っていくうちにすり減ってたり切れたりする消耗品なので、今後も工夫をしながら自作をしたいと思います。
自作したフィンガープロテクターについて、実際に仙南サーフで使ってレビューしましたので、レビュー及びレビューに基づく新規自作の記事は、こちらをご覧ください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。