高級魚であるヒラメは、朝マズメや夕マズメによく釣れますが、仙南サーフは太平洋に面したサーフなので、晴れた日の朝マズメは太陽の光がとても眩しく、快適に釣りをするためにはサングラスが必要です。
本記事は、サーフヒラメ用サングラスの選び方について紹介しますので、初心者の方や購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
サーフヒラメ用のサングラスとは
サーフでは、通常のサングラスではなく、偏光レンズを使用したサングラス(以降、偏光サングラスと記載)を使用します。
偏光レンズとは、路面や水面、雪原からのギラギラした乱反射をカットし、目が疲れにくく、スッキリとした視界を得られるレンズのことです。
一般的なサングラスは、すべての光の透過率を下げるためにレンズカラーを濃くしており、対象物を見づらくしてしまいますが、偏光サングラスは、入射する光の性質を利用して反射光をカットして、必要な可視光線だけを透過させるので、非常にクリアな視界を確保できます。
サーフで偏光サングラスを使用することによって、いろいろなメリットがありますので、それぞれご紹介します。
大切な目を保護してくれる
サーフでは、偏光サングラスをかけることによって、太陽からの直射日光や海から反射したたくさんの紫外線が目に飛び込んでくるのを防いでくれます。
更には、砂の巻き上げや、ルアーやフックなどが目に入るのも防ぎます。
海面の変化がわかりやすい
サーフでは、波が高くしぶきも多いことから、偏光サングラスをしていても海中まではあまりよく見えませんが、海面からの反射光が減少することによって、海面の変化がわかりやすくなり、局地的に沖に向かって流れている潮流である離岸流の発見や、海底の深さの想定に役に立ちます。
また、海面近くに浮上した魚の群れのナブラを発見しやすくなります。
偏光サングラスの選び方
偏光度
偏光度とは、偏光(反射光)を遮る(さえぎる)割合の事で、透過率と同様に0~99%の数値で表記されます。
偏光度90%以上のものが偏光レンズと定義されておりますので、偏光度は90%以上をおすすめします。
可視光線透過率
可視光線透過率は、光がレンズを透過する割合を0~100%に数値化した透過率で、数値が低いほど光を通しません。
可視光線透過率で偏光サングラスを選ぶおおよその目安は、下記の通りです。
・アウトドアや釣りの場合:30%
・日差しが強い日や山など:10~20%
サーフで使用する偏光サングラスを選ぶ場合は、可視光線透過率は30%前後がおすすめです。
紫外線透過率
紫外線透過率は、紫外線を通す割合を数値化した透過率で、可視光透過率と同様に数値が低いほど透過率が低くおすすめです。
紫外線透過率が1.0%であれば、紫外線カット(UVカット)効果が99%となります。
カラー
偏光サングラスのカラーは、主に、ブラウン系、グレー系、イエロー系の3種類があります。
ブラウン系は、シャープかつ立体的に見えるのが特徴ですが、これは人が明るいと感じる光を通すからで、コントラストがはっきり見えるので、アクティブな場面で使用するのが効果的ですが、長時間の着用で目が疲れやすいのが欠点です。
グレー系は、自然に近い状態に見えるのが特徴で、まぶしさを軽減する効果が期待できるため、日差しが強い日などに普段使いに向いており、長時間着用していても疲れにくいです。
イエロー系は、光が少ない場所でも明るい視界を保てるので、雨や曇りの日、夜間などに向いています。
偏光サングラスのカラーは、それぞれ特徴がありますから、利用シーンにあった色の選択をおすすめしますが、グレー系が疲れも少なく、初めての方にはおすすめです。
素材
偏光サングラスに使用される素材には、主にガラスとプラスチックの2種類があります。
昔は、選択肢としてはガラスだけだったのですが、今はプラスチックの性能がとてもよくなりましたので、選択肢の一つになりました。
ガラスと比較すると、熱に弱く、傷が付きやすく、経年劣化が早い欠点がありますが、軽くて割れにくく、レンズカラーが豊富で、欠点を補うコーティングも進化しています。
サーフで使用する偏光サングラスは、プラスチックがおすすめです。
おすすめのサングラス
SWANS(スワンズ) 日本製 サングラス ディーエフパスウェイ DF-Pathway
日本製サングラス。おすすめ用途は、アウトドア、ドライブ、フィッシングです。可視光線透過率42%(晴天〜曇天向き) / 偏光度90%以上、レンズカーヴ : 8カーヴ(度付き非対応)、紫外線透過率 0.1%以下(UVカット99.9%以上)。
OAKLEY [SHOHEI OHTANI COLLECTION]RADAR EV PATH
可視光線透過率15%、大谷選手自身が30本以上試着したなかから選んだ3種類の内の1種類です。
シマノ フローティングフィッシンググラス FL
軽量樹脂フレームを採用した軽いかけ心地で、水に浮くフローティングモデルです。仕様は、偏光度99.0%、可視光線透過率15.0%、紫外線透過率0.1%、セミハードケース・ソフトケース付きです。
LSD D.FLYMAN (ディー・フライマン)
2012年未に発売したロングセラー偏光サングラスで、大型で縦幅が広いレンズ形状で広い視界を確保できるのが特徴です。仕様は、フレームカラーはマットブラック、レンズカラーはライトグレーグリーン、可視光線透過率23%、本体重量32g、紫外線カット率UV400nm/カット率99.9%、付属用品はセミハードケース・マイクロファイバーレンズクロスです。
ダイワ (Daiwa) DN-4216H ポリカーボネイト変色調光偏光グラス
撥水コートを搭載したダイワの変色調光レンズで、紫外線によりレンズ色濃淡が変化し、早朝から夕方まで極端な光の変化に対応します。仕様は、偏光度96%、可視光線透過率30~11%、紫外線透過率はすべて0.1%以下です。
ストームライダー SR-010-P ファッションカーブタイプ2
広い視野と光の侵入を防ぐ幅広レンズは、アングラーが求める「集中力」と「水中を見る」要素を高次元に提供するモデルです。仕様は、可視光線透過率30%、偏光度90%、付属品は専用ケース、メガネ拭きです。
Zeque(ゼクー) 偏光サングラス STELTH(ステルス) F-1920
視界の色調変化を極力抑えたまま、アングラーが必要とする情報を見やすくするオールマイティな使用感は、様々なフィールドでストレスの無い視界を確保します。仕様は、偏光度99%以上、可視光線透過率30%です。
シマノ偏光グラス UJ-101V
剛性とかけ心地にこだわったオールチタンフレームのフラッグシップモデルで、シマノとタレックス社のコラボにより生まれました。仕様は、偏光度99%、可視光線透過率30%です。
Isabell サングラス
楽天市場のランキングで1位を獲得し63冠を達成したサングラスです。
まとめ
サーフヒラメ用サングラスの選び方についてまとめると、下記の通りです。
・偏光度は、90%以上がおすすめ
・可視光線透過率は、30%前後がおすすめ
・紫外線透過率は、数値が低い程おすすめ
・カラーは、利用シーンにあったものがおすすめだが、初めての方にはグレーがおすすめ
・素材は、プラスチックがおすすめ
私は、オークリーのサングラスを使っていますが、そろそろもう一つ欲しくなってきたので、どれがいいか物色中です。
サングラスは、あなたの大事な目を保護してくれる重要なアイテムですので、サーフでヒラメを狙う際にはサングラスの着用をおすすめします。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。