サーフでヒラメが釣れたら、鮮度を保ったまま家に持ち帰って美味しく食べたいですよね。
本記事は、サーフヒラメ用クーラーボックスの選び方について紹介しますので、初心者の方や購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
サーフヒラメ用のクーラーボックスとは
サーフヒラメ用のクーラーボックスは、釣った魚の鮮度をキープしたり飲み物や食べ物を冷やしておいたりする①保冷力が高く、片手で持ち運びができる②ハンドルで、疲れて休む時に座るための椅子になる程頑丈な③タイプのクーラーボックスを言います。
クーラーボックスを選ぶ際は、この3点に加えて、④大きさや⑤重量、⑥その他の合計6点を考慮すれば、ご自身の釣りに合った最適なクーラーボックスが選べると思います。
クーラーボックスの選び方
①保冷力
釣った魚の鮮度をキープするためには、保冷力は高ければ高い方がいいです。
保冷力には統一された規格がありませんが、各メーカーで独自に規定している基準があります。
■シマノの場合
シマノは、ICE値というシマノ独自に氷の保持能力を規定した基準がありまる。
ICE値は、クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持できることを1hと表し、ICE値24hであれば、24時間保持可能という基準です。
■ダイワの場合
ダイワは、KEEPという指標を使っています。
KEEPは、JIS規格(JIS S 2048 : 2006)の簡便法に基づいて、外気40℃に調整された恒温室内にクーラーボックス本体容量の25%に相当する角氷を入れたクーラーボックスを放置し、8時間後に氷の重量を測定して氷の残存率を算出し、残存率が0%になるまでの時間を計算して「KEEP○○」という値で表現しています。
シマノとダイワの保冷力は、それぞれ独自の算出方法ですので残念ながら比較はできません。
②片手で持ち運びができるハンドル
クーラーボックスのハンドルは、主にショルダータイプ、片手タイプ、両手タイプがありますが、ショルダータイプまたは片手タイプがおすすめです。
サーフでは、ランガンという移動してはキャストするという事を繰り返す釣りになりますので、簡単に運べるハンドル形状がいいからです。
③椅子になる程頑丈なタイプ
クーラーボックスには、ハードタイプとソフトタイプがありますが、休憩時に座ることを考えると、ハードタイプがおすすめです。
更に、疲れた時に座って休むことができる、堅牢(けんろう)仕様で変形しないクーラーボックスがおすすめです。
④大きさ
クーラーボックスの大きさは、容量のL(リットル)表記が多いですが、内寸を確認し、釣って持ち帰る魚の大きさに合わせた方がいいです。
サーフでヒラメやマゴチを狙う際は、30L前後が使いやすいと思います。
30L前後であれば、メーカーや型式にもよりますが、クーラーボックスの内寸は440mm前後であり、大きな50~60cmのヒラメやマゴチでも、尾びれを折り曲げる事によって収納可能です。
大きすぎる大きさになると、重量が重くなり、持ち運びが大変になりますので、重量とのバランスも考慮したほうがいいです。
⑤重量
重量は、なるべく軽いものがいいと思います。
持ち運びを考えると5kg以下がいいと思いますが、腕力や耐力のある方はその限りではありません。
⑥その他
その他としては、クーラーボックスの中には、キャスターがついてるタイプがありますが、おすすめできません。
理由は、サーフではキャスターがあっても全く役に立たず、逆に、砂がキャスターにめり込んで、破損の原因になるからです。
おすすめのクーラーボックス
シマノ LZ-326Q HOLIDAY-COOL (ホリデー クール) 260 26L
■ピュアホワイト
■ホワイトブルー
ダイワ クールラインα3 S2500
ダイワクーラーボックスの定番シリーズです。仕様は、容量25L、自重4.3kg、内寸(m):430×220×255、外寸(mm)580×310×335、保冷力:KEEP56、日本製です。
■ブラック
■レッド
■ブルー
■グリーン
■ガンメタ
シマノ LI-227Q INFIX LIGHTII (インフィクス ライトII) 270 27L
高い基本性能と充実の保冷力、使い勝手の良い両面開きフタ、腰掛け使用を想定し、補強リブや強度のある素材などを使い、ボディ全体の強度をアップさせた独自の耐荷重設計です。仕様は、ICE値40h、容量27L、重量4.4kg、内寸法424×198×280、外寸法571×308×371、素材PP+発泡ポリスチレンです。
■ホワイト
■ホワイトブルー
シマノ アブソリュートフリーズ ウルトラプレミアム 32L
シマノの最強モデルです。重量が若干重いですが、それ以外は文句のつけようがありません。仕様は、ICE値123h、容量32L、外寸402×650×368、内寸266×449×249、重量9.3kg、断熱構造発泡ウレタン+6面真空パネル、厚底設計、防水BODY、抗菌(ボディーインナー)、取り外し可能フタ、両面開き、セーフティロック(閉じ込め防止構造)、ハンドル、ショルダーベルト、ワンアクション水栓です。
まとめ
サーフヒラメ用クーラーボックスの選び方についてまとめると、下記の通りです。
・保冷力は、高ければ高い程いい
・ハンドルはショルダータイプまたは片手タイプがおすすめ
・タイプは、ハードタイプで、堅牢仕様で変形しない頑丈なタイプ
・大きさは、30L前後で、内寸が440mm前後がおすすめ
・重量は、なるべく軽いもので概ね5kg以下
・キャスター付はおすすめしない
サーフ釣れたヒラメやマゴチをクーラーボックスに入れて鮮度をキープし、家に持ち帰って美味しくいただきましょう。
サーフでクーラーボックスがあると最強なのですが、ランガンするのでクーラーボックスは少し面倒くさいと思っている方は、クーラーボックスを持ち歩かなくても大丈夫な方法を「サーフでのヒラメやマゴチの鮮度キープ方法」で紹介していますので、是非ご覧ください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。