サーフで高級魚のヒラメが釣れたら、家に持ち帰って美味しく食べたいですよね。
ヒラメを家で美味しく食べるためには、新鮮な状態でキープして、鮮度を落とさないように家に持ち帰ることが重要です。
本記事は、サーフヒラメ用締めるナイフの選び方について紹介しますので、初心者の方や購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
まずはヒラメを絞める
ヒラメは弱ってくると、鮮度が極端に落ちてしまいます。
鮮度が落ちると、ヒラメの血が体内の身に入り込んで身が生臭くなってしまったり、美味しい成分が減ってしまい、美味しくなくなってしまいます。
ヒラメを美味しく保つためには、サーフでヒラメが釣れたら、ヒラメを快適に生かしておくか、それができない場合は、すぐに締める事がいいとされています。
ヒラメの締め方
ヒラメの締め方には、いくつかの方法があり、それぞれ特徴があります。
ナイフ+ハサミでエラと尾びれの付け根を切る締め方は、簡単で新鮮さが維持できますので、もっともおすすめな方法です。
神経締めは、やり方が難しいですが、鮮度はナイフ+ハサミでの締め方よりも、鮮度を長く保つことができるそうです。
氷締めは、最も簡単ですが、サーフに氷を準備することが難しいのと、鮮度はナイフ+ハサミでエラと尾びれの付け根を切る締め方と比較すると少し劣るようです。
ナイフ+ハサミによる具体的な締め方ですが、以下の通りです。
・ハサミで、ヒラメのエラの根元を2本程度切る
・ナイフで、尾びれの付け根に背骨に食い込む程度の深い切込みを入れる
こうする事によって、ヒラメのエラ付近と尾びれの付け根から大量の血がでてきますから、2~3分程海水につけながらヒラメを揺らし、血が体内から外に出ていくのを促します。
この後、釣りをしている間は、締めたヒラメをビニール袋に入れて一時保管するのですが、季節によって保管方法が違います。
季節によって異なるサーフでの鮮度キープ方法は、こちらの記事をご覧下さい。
ナイフ+ハサミでエラと尾びれの付け根を切る締め方以外に、脳天締めがあります。
ヒラメの裏側の真っ白い面で、エラの上の方のTの字の所にナイフを刺して、ヒラメの脳の神経を締めるやり方です。
私はあまりやりませんが、より美味しく食べたいかたは、エラと尾びれの付け根を切る前に、脳天締めをするのも一つの方法です。
ヒラメを締めるナイフの選び方
素材
ヒラメを締めるナイフやハサミの素材は、錆びに強いステンレス製がおすすめです。
ナイフの切れ味は、ステンレス以外の鋼の方が優れていますが、切れ味を優先するのではなく、錆びない、または錆びにくいナイフがいいと思います。
種類
ナイフの種類は、スライドタイプ、フォールディングタイプ、シースタイプがありますが、それぞれ特徴があります。
スライドタイプとフォールディングタイプは、刃を折り畳んで収納できるため、携帯性が良く、シースタイプは折り畳むことができない分、不安定な場所でも使い安くメンテナンスがしやすいです。
携帯性を重要視するならスライドタイプかフォールディングタイプ、不安定な場所でも使い安くメンテナンスがしやすいのを重要視するならシースタイプを選べばいいと思います。
これは、とても古いダイワのスライドタイプのナイフですが、ステンレスで錆びも少なく、仙南サーフや堤防など、足場のいい場所には必ず持って行きます。
しかし、足場の悪い船釣りでは、ダイビング用のシースタイプを使っています。
これなら、シース(鞘)からナイフをサッと取り出してすぐに使えますので、船上でも安心して使用できます。
サイズ
ナイフのサイズは、グリップをしっかり握ることができる大きさがいいです。
刃渡りは、3インチ~4インチ(約7.5cm~10cm)が使いやすいですが、刃渡りが6cmを超える刃物は、銃刀法第22条により、「業務その他正当な理由による場合を除いて、刃渡り6センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない」と定めていますので、携帯するには注意が必要です。
おすすめのヒラメを締めるナイフ
ダイワ(DAIWA) フィッシュナイフII型 +F
日本製で折り畳みナイフの定番、フッ素塗装を施し更に性能UPしたモデルです。
ダイワ(DAIWA) フィールドポケット2+F
ポケットサイズの小型軽量ナイフ。刃の素材は、錆に強く切れ味が長持ちするステンレス製。ナイロン・フロロカーボンに対応簡易したラインカッター付き。フッ素塗装を施し、さらに錆びにくく、汚れも落ちやすくなっています。サイズは、収納時で約110mm、使用時は約180mmで、刃渡り約75mmです。
ダイワ(DAIWA) フィールドナイフライト
カラーはグレー、またはグリーンどちらかとなりますが、カラー選択できない商品です。多機能コンパクトナイフで、ウロコ落し、ラインカッター、貝ムキなど、便利な機能が搭載、安全なロック式ストッパー付で、刃渡り80mmです。
シマノ CT-911R スライドナイフ
ナイフに求められた基本機能を搭載し、スライド式でコンパクトに収納できるモデルです。
ラパラ フィレナイフ ソフトグリップ シース
刃渡り10cm、ハンドル10cmのモデルです。フィレナイフなので、魚を絞めたあとに家に帰ってからも、魚を捌いたり皮を剥いだり、魚料理に便利です。
シマノ CT-511N シース小出刃
握りやすいグリップ形状で、樹脂製シース付。サビに強い3mm厚のフッ素加工済ステンレス製ブレードです。
ダイワ(DAIWA) フィッシュナイフ 65C
刃体の素材はステンレス鋼で、サビに強く切れ味が長持ちし、汚れが付きにくいフッ素加工を施しています。グリップは、握った時に手に馴染みやすい樹脂製です。刃渡り65mm。水、汚れに強いPVCケース・尻手ロープ穴付きです。
まとめ
サーフヒラメ用締めるナイフの選び方についてまとめると、下記の通りです。
・素材は、ステンレス製がおすすめ
・種類は、携帯性を重要視するならスライドタイプかフォールディングタイプ、不安定な場所でも使い安くメンテナンスがしやすいのを重要視するならシースタイプ
・サイズは、刃渡りが3インチ~4インチ(約7.5cm~10cm)が使いやすい
私は、サーフでヒラメやマゴチが釣れたらすぐに締めて美味しさをキープするために、サーフに行くときはいつもナイフとハサミを持って行きます。
ヒラメやマゴチ美味しく食べるために鮮度をキープする方法は、こちらをご覧ください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。