先日仙南サーフで釣りあげたマゴチ2匹は、お刺身、煮付け、潮汁で、2日かけて美味しく頂きました。
煮付けや潮汁には、マゴチの肝臓や卵、チュウ(胃袋)、あらなど、2匹のマゴチのエラとヒレ以外は、ほぼすべての部位を使いました。
しかし、いつもは捨てるヒレに目がいき、フグのヒレ酒ならぬ、マゴチのヒレ酒はできないのかな? と思い、とりあえず取っておき、マゴチのヒレ酒に初挑戦しましたので紹介します。
ネットでマゴチのヒレ酒を検索
マゴチのヒレ酒の作り方もわからなかったので、ネットで検索してみたらマゴチでヒレ酒を作っているサイトがありましたので、真似して作ってみることにしました。
ネットで、マゴチのヒレ酒の美味しさを見てみると、絶品と褒めている人もいれば、まずいと言っている人もいます。
絶品の評価とまずい評価の何が違うのかわかりませんが、まずは作ってみることにしました。
マゴチを釣った時の釣行記は、こちらの記事をご覧ください。
マゴチのヒレの下準備
マゴチは、40cmと57cmの2匹のマゴチを使いました。
1匹のマゴチからは、尾びれが1枚、胸びれが4枚とれますので、全部で10枚のヒレが取れました。
まず、ぬめりを取るために塩でもんで、よく水で洗い流しますとの事でしたので、塩でもんでは水で洗い流すということを3回ほど繰り返し、ヒレのぬめりを取りました。
次は、マゴチのヒレを板に貼り付けて、3日から2週間天日干しするそうです。
干す期間が記事によってまちまちで、その差はよくわかりませんが、よく干した方が美味しそうだと思ったので、途中で1枚だけ試しにヒレ酒を作ってみて、本格的には長期間干した後に冷凍保管することにしました。
天日干し
写真は、マゴチのヒレをちょうど3日間干した状態です。
3日間のうち1日は雨で冷蔵庫の中で乾燥させていますので、天日で干した日数は実質2日間です。
たったの2日間、天日干ししただけですが、とてもいい具合に乾燥しています。
板に貼って干したのは最初の日だけで、2日目からは、ネットに入れて乾燥させています。
ネットに入れた理由は、マゴチのヒレは乾燥するととても軽く、どこかに飛んでいくのを防ぐためです。
干したヒレの9枚は、もう数日干して冷凍する予定ですが、ヒレ1枚を使ってマゴチのヒレ酒を作って飲んでみます。
ヒレ酒が美味しかったら今後も作ろうと思いますが、まずかったら残念ですが、ヒレを全て捨てようと思います。
干し日数3日目のマゴチのヒレ酒
乾燥したと思われる、小さめのヒレを一つ、軽く火で炙ると香ばしいいい香りがしてきましたので、期待できそうです。
ヒレが薄いので、焦げないように遠火で軽く炙るのがいいと思います。
炙ったヒレを茶碗に入れて、お酒をアルコールが飛ばないようにほどほどに鍋で温め、温めたお酒を注いで、マゴチのヒレ酒が完成です。
マゴチのヒレ酒の味
さっそく、マゴチのヒレ酒を飲んでみました。
マゴチのヒレ酒は、生まれて初めて飲みましたが、これはとっても美味しいです。
天日で干されたマゴチを炙ったので、お酒に香ばしさがでており、生臭さは全くありませんでした。
まだヒレはあるので、干した日数や、部位によって味が変わるのかもしれないので、後日飲んだ感想を追記したいと思います。
特に、白黒模様の尾びれが立派なので、尾びれのヒレ酒の味がとても気になります。
トラフグのヒレと、吞み比べてみたいですね。
今は暑い夏だということをすっかり忘れていました。
エアコンをかけてマゴチのヒレ酒を吞んでとても美味しかったのですが、汗が吹き出すように出てきて大変でした。
残り9枚のマゴチのヒレは、結局2週間程天日干しをして、その後は冷凍保存しました。
マゴチのヒレ酒を本格的に味わうのは、寒くなってからにしようと楽しみにしています。
と思っていたら寒い冬が来たのでさっそくマゴチのヒレ酒を試してみたところ、とても美味しくいただけました。
尾びれのヒレ酒も試してみましたが、とても美味しいです。
少し魚臭さがあると言えばあるのですが、この魚臭さが、まずいと言っている人の理由かもしれません。
しかし、生臭いのが大嫌いな家内でも、このヒレ酒は美味しく飲めるようです。
今年の冬は、大事にマゴチのヒレ酒をいただきたいと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。